白髪がチリチリ、縮れる原因は4つあった!目立たなくする対処法もご紹介
生えてきた白髪がチリチリになったり、縮れたり、うねってしまったり…。
そんな悩みを抱えている女性は多いことでしょう。
以下のような理由から、白髪はチリチリになりやすいといわれています。
・白髪の断面はいびつな形をしているから
・加齢により毛穴がゆがむから
・黒髪よりも水分量が少ないから
・メラニン色素が減少し空洞ができるから
この記事では、この4つの原因についてさらに詳しく解説します。
さらに、チリチリになってしまった白髪を目立たなくする具体的な対処法を紹介します。
毎日丁寧にケアすることで、白髪のチリチリを目立たなくすることは可能です。
数本ならハサミで切れば良いのですが、おすすめは頭皮マッサージやヘアケアアイテムで髪をいたわることです。
そのやり方についても、詳しく解説していきます。
白髪のチリチリが気になるという方はぜひ最後まで読んで、髪質や頭皮の環境を改善していきましょう。
目次
白髪がチリチリになりやすい4つの理由
白髪がチリチリになりやすい原因には、これからお伝えする4つの理由が考えられます。
【原因1】白髪の断面はいびつな形をしているから
黒髪は断面が丸いので、毛は素直に真っすぐ伸びていきます。
しかし白髪はいびつな形(平べったい形)をしているため、伸びるときに歪みやすく、うねりのある髪の毛になりやすいといわれています。
「白髪の断面の形状が黒髪よりも扁平な傾向にある」ということは、資生堂と北里大学の研究で明らかになっています。
しかしなぜそうなるのか、詳しい理由についてはまだ分かっていません。
理由は分かりませんが白髪の断面が平べったい形になっているせいで、真っ直ぐ伸びず、結果的にチリチリの白髪になってしまうと考えられます。
【原因2】加齢により毛穴がゆがむから
加齢による頭皮の弾力不足により毛球部分が曲がる(横向きになっている)と、生えてくる毛髪も途中で曲がってしまい、クセ毛やうねうねとした毛になってしまいます。
これが白髪がチリチリの原因となります。
年齢を重ねると頭皮の柔軟性や弾力は失われていき、頭皮が硬くなります。
柔軟な頭皮ならば毛は真っすぐに生えてきますが、弾力不足の頭皮では毛球が歪んだり曲がったりしているため、毛穴から出てくる時に毛がねじれ、縮れを起こしてしまうのです。
【原因3】黒髪よりも水分量が少ないから
もともとクセ毛の方は、白髪になることでよりチリチリになりやすいといわれています。
縮れやすさには、髪の水分量も影響します。
毛髪には「パラコルテックス」と「オルトコルテックス」というタンパク質が含まれており、前者は水を吸いやすい性質で後者は水をはじきやすい性質を持っています。
これが均等に散りばめられているのが良い状態といえます。
しかし内側にパラコルテックス、外側にオルトコルテックスが偏ってしまうと、水分を含んだ時に大きくのけぞったような状態になり、チリチリの状態になってしまいます。
これがクセ毛のメカニズムです。
さらに白髪の場合は毛髪の内部の水分や脂質量が少なくなっているため、クセ毛が加速してしまうと考えられます。
【原因4】メラニン色素が減少し空洞ができるから
白髪は黒髪よりも重さが軽く、スカスカな状態だと感じたことはありませんか?
白髪がチリチリになったりパサついてしまったりするのは、白髪には黒髪よりもメラニン色素が少なく、その分の空洞ができてしまうからという考えもあります。
通常の毛髪は、タンパク質が80%、水分が12%、CMC脂質が3.5%、メラニン色素が4.5%という成分で構成されています。
白髪(=黒い色素がない髪)はメラニン色素が無い状態なので、通常よりも4.5%分の隙間ができてしまいます。
その隙間が空洞となり、白髪はチリチリになってしまうのです。
白髪がチリチリになった時の4つの対処法
白髪がチリチリになる原因について、少しイメージできたでしょうか。
ここからは、「ではどうしたら良いか?」対処法を紹介していきます。
これから4つの対処法を紹介しますが、絶対にやめてほしい方法がひとつあります。
それは「チリチリになっている白髪を抜くこと」です。
白髪に限らずですが、髪の毛を抜く行為は頭皮を大いに傷つけてしまいます。
頭皮へのダメージは、白髪や抜け毛をさらに助長させてしまう可能性すらあるのです。
以下で紹介する4つの対処法を参考に、チリチリの白髪対策を行うことをおすすめします。
1. 数本ならハサミで切る
チリチリの白髪が数本ならば、根元からハサミで切るのが良いでしょう。
切る時に誤って頭皮を傷つけてしまわないよう、手元が狂いにくい小さなハサミを使うのがおすすめです。
カットした白髪はピンと立ちやすいので、できるだけ根元から切るようにしましょう。
2. 縮毛矯正をかける
白髪のチリチリ・うねうねが気になるロングヘアの方には、縮毛矯正がおすすめです。
チリチリと縮れた白髪は黒髪から浮いて目立ちやすいため、ストレートヘアよりも白髪の存在感が増してしまいます。
髪全体に縮毛矯正をかけて真っ直ぐな髪にしてツヤを出せば、白髪自体を目立たなくすることが可能です。
さらに、ゴワゴワな髪質が整うことで、見た目年齢が若く見える効果もあります。
3. 頭皮マッサージをする
白髪がチリチリになる原因2で紹介した通り、加齢により毛穴がゆがむことで白髪が縮れてしまうことがあります。
もし頭皮の硬さが気になるなら、頭皮マッサージがおすすめです。
実際に今、頭皮の状態をチェックしてみましょう。
両手の10本の指を広げて頭に手を当て、頭皮を押してみてください。
円を描くように指を動かした時に、頭皮が柔らかく動くならば問題ありません。
頭がい骨を直接触っているような硬さを感じるならば、頭皮が不健康な状態である可能性があります。
頭皮の柔軟性を取り戻すには、頭皮マッサージがおすすめです。
それも、数分で良いので毎日続けることが大切です。
毎日のシャンプーの時間に、頭皮を揉む習慣を作るようにしましょう。
毎日確実に続けるだけで、少しずつ頭皮の柔らかさを少しずつ取り戻すことが可能です。
4. ヘアケアアイテムで髪をいたわる
白髪のチリチリを改善する4つ目の方法は、ヘアケアアイテムを使って髪をいたわることです。
これを続けることで、チリチリの白髪だけでなく、クセ毛の髪の毛全体をケアすることが可能です。
例えば、ヘアケアオイルでお風呂上がりに髪に浸透させる習慣を作りましょう。
髪に潤いやツヤを与えるだけでなく、保湿効果もあります。
髪をきれいに見せる効果もあり、髪全体がまとまりやすくなります。
サラサラのツヤ髪を手に入れることができれば、白髪も黒髪に馴染んで目立ちにくくなります。
また、普段使っているドライヤーをマイナスイオンドライヤーなどの美髪を謳ったドライヤーに変えるだけでも効果が期待できます。
クセ毛を真っ直ぐにする、髪の表面を滑らかにするなどの効果の他、頭皮ケアができるドライヤーもあります。
まとめ
この記事では、白髪がチリチリ(うねうね、縮れ、ゴワゴワ)になってしまう原因を詳しく紹介しました。
そして、チリチリになってしまった場合の対処法についてもお伝えしました。
チリチリの白髪にお悩みの方の参考になったでしょうか。
しかし根本的には、白髪を増やさないのが一番の対策となります。
白髪をこれ以上増やさないためには、生活習慣に気を配り、髪や頭皮に良い栄養を摂るなど、白髪を増やさない努力をすることも大切です。
今回紹介したようなヘアケアや頭皮ケアを日頃から心がけ、髪をいたわる毎日の習慣を続けていきましょう。