オーガニックの白髪染め商品3選&メリット・デメリットを解説
「白髪染めしたいけど髪や頭皮へのダメージが気になる…」そんな方におすすめなのが、オーガニック成分が配合された白髪染め商品です。
この記事では、白髪染めできるオーガニックカラーと通常の白髪染めでは何が違うのか、メリットデメリットは何か、比較表を使って分かりやすく説明します。
そのあと、自宅で自分で白髪染めできるオーガニックカラーの市販商品も3つ紹介します。
髪をいたわりながら白髪染めしたい方はぜひ最後まで読んで参考にしてください。
目次
- オーガニックカラー(白髪染め)は通常の白髪染めと何が違うの?
- オーガニックカラー(白髪染め)のメリットとデメリット
- 市販のオーガニック白髪染め3選
- 頭皮に優しい白髪染めなら「白髪染めトリートメント」もおすすめ
- まとめ
オーガニックカラー(白髪染め)は通常の白髪染めと何が違うの?
なんとなく「白髪染めもオーガニックカラーが良い」と考えている方もいるかもしれませんが、そもそも「オーガニックカラー」と普通のカラーはどこが違うか知っていますか?
【白髪染め】オーガニックカラーと通常のカラーの違い
大きな違いとしては、オーガニックカラーにはオーガニック成分が配合されており、普通のカラー剤には配合されていないことが挙げられます。
化学反応を用いて髪を染める仕組みは同じですが、オーガニック成分が入っていれば「オーガニックカラー」と呼ばれます。
オーガニックカラー(白髪染め) | 普通の白髪染め |
---|---|
オーガニック成分が配合されている | オーガニック成分が配合されていない |
違いを知ると、かなりシンプルですよね。
オーガニックカラーの種類としては、グレープシードオイルやフラックスシードオイルなどが一般的です。
その他、ローズマリー、キンセンカ、シアバターなどを使ったものもあります。
オーガニックに対しての意識が高い国では、シャンプーやカラー剤などのコスメ商品についてもオーガニックに対する基準が設けられていて、「この製品はオーガニックです」と太鼓判を押す認証機関があります。
・完成品の95%以上が天然由来であること
・植物原料の95%以上がオーガニックであること
・化学原料は完成品の5%未満であること
参考:babybuba「エコサート(Ecocert)の基準」
一方、日本ではカラー剤についてオーガニックの明確な定義(基準)はないため、オーガニック成分が少しでも入っていれば「オーガニック白髪染め」と名乗ることができてしまいます。
気になる方は、全成分表示を見て、化学合成成分がどの程度入っているかチェックしてみると良いでしょう。
オーガニックカラー・ヘナカラー・ハーブカラーの違い
では、「オーガニックカラーとヘナカラー、ハーブカラーは何が違うの?」という疑問が湧いてきます。
結論としては、
・ハーブカラーは、前述したオーガニックカラーの一種
・ヘナカラーは天然成分100%のカラー剤(※)
といえます。
前述した通りオーガニックカラーはオーガニック成分が配合されているカラー剤のことなので、当然ジアミンなどのケミカルな成分も含まれている場合があります。
一方で、ヘナカラーはそうした化学成分は一切含まれない天然成分100%で染める染料といえます(※)。
※ヘナカラーは天然成分100%のものが基本なのですが、残念ながら「ヘナカラー」として売られている商品の中には、酸化染料であるジアミンが入っているものもあるようです。
購入する際は成分表を確認して、「パラフェニレンジアミン(=ジアミンのこと)」が入っていない商品を選ぶと安心です。
オーガニックカラー(白髪染め)のメリットとデメリット
オーガニック成分が含まれているオーガニックカラー(白髪染め)のメリットとデメリットを表にまとめました。
オーガニックカラー(白髪染め) | 普通の白髪染め | |
---|---|---|
メリット | ・肌への刺激が少ない ・刺激臭がない ・アレルギーの人でも安心 ・地球に優しい ・自然な色味に仕上がる |
・オーガニックカラーより色展開が多い ・価格が比較的安い ・透明感のあるカラーに仕上がる |
デメリット | ・普通の白髪染めよりカラー展開が少ない ・透明感のあるカラーになりにくい |
・商品によっては嫌な刺激臭がする ・肌や頭皮への刺激が強め ・肌が弱い人はチクチクすることがある |
(※オーガニックカラーのメリットとして挙げている項目は、オーガニック認証を得ていてオーガニック成分の割合が多い商品を想定しています。 )
それぞれのメリットとデメリットを比較したうえで、自分にはどちらが向いているか迷ったら、下記を参考にしてみてください。
・肌への刺激が少ない白髪染めを選びたい人
・嫌な臭いのしない白髪染めを選びたい人
・自然な色味の髪色に仕上げたい人
・透明感のあるカラーや自分の髪色にマッチした色を選びたい人
・続けやすい安価な白髪染めを選びたい人
肌や頭皮への刺激やダメージが気になる方は、オーガニックカラーの白髪染めを選ぶのがおすすめです。
次の章では、市販のオーガニック白髪染めを3つご紹介します。
市販のオーガニック白髪染め3選
白髪染めもできるオーガニックカラーの市販商品は、それほど多くありません。
基本的にはオーガニックカラーは美容院向けのカラー剤がほとんどだからです。
セルフでカラーできる商品は少ないのですが、3つの市販商品を紹介していきます。
1. カラーミーオーガニック
ヨーロッパを中心に世界39カ国で使われている100%自然由来のヘアカラーです。
世界最大の有機認証団体「エコサート」など複数のオーガニック認証を得ていて、本物のオーガニックコスメとして認められている商品です。
全成分がオーガニックハーブで、化学染料などの合成成分は一切使用していない、正真正銘のオーガニックカラーといえるでしょう。
【カラー展開】8色
【全成分】(ソフトブラックの場合) インディゴ、ヘンナ、アムラ、ブリンガラーチュ
【価格】定価:1,800円(税抜)/100g ※色によって、1,000円~1,800円の価格差があります。
2. ナプラ ナシード アシッドカラー
「NASEED ACID COLOR」は、3種のシードオイルや7種のオーガニックエキスなどの天然由来保湿成分を配合したヘアマニキュアです。
染料が髪の毛のたんぱく質と結びつくことで、色持ちが長く持続します。
色展開も豊富で、全24色から自分に合う色味を選べます。
※基本的にはサロン向け商品
【カラー展開】 24色
【主要成分】(ダークブラウンの場合) グレープシードオイル(ブドウ種子油)、マカデミアナッツオイル、サルビアヒスパニカ種子油(チアシードオイル)、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル)など
【価格】定価:オープン価格/190g
3. ナプラ ケアテクトOG アシッドカラー
「CARETECT OG ACID COLOR」は、2番目に紹介した「ナシード アシッドカラー」と同じメーカーが手掛けるヘアマニキュアです。
オーガニックハーブエキスなどの天然由来保湿成分を配合し、しなやかな美しい髪を演出します。
伸びが良く、白髪が気になりやすい根元部分にも塗りやすい操作性の良さが評判です。
※基本的にはサロン向け商品
【カラー展開】 24色
【主要成分】(ダークブラウンの場合) 水、ベンジルアルコール、エタノール、乳酸、水添ポリイソブテン、カルボマー、ポリアクリルアミド、メチルピロリドン、グリセリン、BG、(C12-14)パレス-5、(C12-14)パレス-7、(C12-14)パレス-12、ラウレス-7、(アミノエチルアミノプロピルメチコン/ジメチコン)コポリマー、水酸化Na、オキシベンソン-4、エチドロン酸、銅クロロフィリンNa、ヒアルロン酸Na、加水分解ダイズタンパク、オクチルドデカノール、水添ココグリセリル、ヒマワリ種子エキス、酢酸トコフェロール、セイヨウノコギリソウエキス、セージエキス、タイムエキス、ノバラエキス、ローズマリーエキス、セイヨウオトギリソウエキス、カミツレ花エキス、ヤグルマギク花エキス、ローマカミツレ花エキス、HEDTA-3Na、ブチルパラベン、メチルパラベン、香料、(+/-)黒401、紫401、橙205、緑3、緑204、青1、青205、黄403(1)、黄406、黄4、赤227、赤102、赤106、赤2
【価格】 定価:オープン価格/190g
頭皮に優しい白髪染めなら「白髪染めトリートメント」もおすすめ
ここまでオーガニックの白髪染め商品について紹介しましたが、自宅で手軽に肌や頭皮に優しい白髪染めをしたい人には白髪染めトリートメントという選択肢もあります。
白髪染めトリートメントの特徴、白髪染めとの違い
白髪染めトリートメントとは、シャンプーの後に使うトリートメント剤に髪の表層部を染める成分が入ったものです。
ジアミンが入っていないのでアレルギーの方でも使用可能で、染めるのを繰り返しても髪へのダメージが少ない特徴があります。
オーガニックの白髪染めのように、自然由来成分が多く含まれている白髪染めトリートメント商品もたくさんあります。
おすすめの白髪染めトリートメント3選
1. LPLP(ルプルプ)ヘアカラートリートメント
海洋由来の保湿成分「ルプルプ Wフコイダン」で髪に潤いを与えながら、白髪を少しずつ染めることもできる白髪トリートメントです。
植物由来の天然色素(ベニバナ、クチナシ、藍の葉・茎)を使用していて、肌の弱い方でも安心です。
【カラー展開】 6色
【全成分】水、水添ナタネ油アルコール、ミリスチルアルコール、BG、グリセリン、ソルビトール、尿素、パルミチン酸エチルヘキシル 、ステアルトリモニウムブロミド、ガゴメエキス、ヒアルロン酸Na、水添コメヌカ油、月見草油、メドウフォーム油、マンゴー種子油 、ヒマワリ種子油、ラベンダー油、ローズマリー葉油、オレンジ果皮油、クチナシ果実エキス、アイ葉/茎エキス、ベニバナ赤、グリシン 、オレイン酸フィトステリル、オリーブ油脂肪酸セテアリル、結晶セルロース、ステアラミドプロピルジメチルアミン、エチルヘキシルグリセリン 、イソステアリン酸オクチルドデシル、水添ロジン酸ペンタエリスリチル、炭酸水素アンモニウム、乳酸、オリーブ油脂肪酸ソルビタン、ステアリン酸グリセリル 、イソプロパノール、エタノール (+/-) 、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、塩基性青99、塩基性赤76、塩基性茶16、HC青2、HC黄2、HC黄4
【価格】 定価:3,300円/200g
2. 利尻ヘアカラートリートメント
浴室でカンタンに白髪を染められる無添加トリートメントです。
潤い成分の天然利尻昆布エキスをはじめとした28種類の植物由来成分を配合しています。
【カラー展開】 4色
【全成分】水(特殊水)、ベヘニルアルコール、ミリスチルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアリン酸、シクロヘキサン-1,4-ジカルボン酸ビスエトキシジグリコール、BG、イソペンチルジオール、パルミチン酸エチルヘキシル、ミツロウ、リシリコンブエキス、ローヤルゼリーエキス、アルギン酸Na、加水分解シルク、加水分解ケラチン(羊毛)、カキタンニン、乳酸、乳酸Na、水添ヤシ油、ローマカミツレ花エキス、ローズマリー葉エキス、ミリスチン酸、ボタンエキス、プラセンタエキス、フユボダイジュ花エキス、パーシック油、ニンニク根エキス、トコフェロール、センブリエキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、ステアリン酸グリセリル、ゴボウ根エキス、ゲンチアナ根エキス、カワラヨモギ花エキス、カミツレ花エキス、オランダガラシ葉エキス、オドリコソウ花エキス、オタネニンジン根エキス、オクラ果実エキス、エタノール、アルニカ花エキス 、アルテア根エキス、PEG-40水添ヒマシ油、オオウメガサソウ葉エキス、ユズ果実エキス、塩化ヒドロキシプロピルトリモニウムデンプン、加水分解コンキオリン、ポリクオタニウム-10、AMP、PPG-3カプリリルエーテル、イノシトール、グリチルリチン酸2K、バチルアルコール、ヒアルロン酸ヒドロキシプロピルトリモニウム、ポリアミノプロピルビグアニド、マロン酸ビスエチルヘキシルヒドロキシジメトキシベンジル、水溶性アナトー、加水分解クチナシエキス、ムラサキ根エキス、ウコン根茎エキス、4-ヒドロキシプロピルアミノ-3-ニトロフェノール、HC青2、HC黄4、塩基性青99、塩基性茶16、塩基性赤76、塩基性黄57
【価格】定価:3,300円(税込)/200g
3. KAMIKA白髪染めカラートリートメント
白髪と傷んだ髪のケアが同時にできる優れものの白髪染めトリートメントです。
シャンプーの後に使うだけで、少しずつ白髪が色づき、きれいな美髪に仕上がります。
9種のボタニカルエキスや9種の海の恵みエキス、ハチミツ&フルーツ幹細胞エキスなど、天然由来成分が贅沢に配合されています。
【カラー展開】 2色(ローズブラウン・アッシュブラウン)
【全成分】水、ベヘニルアルコール、ステアラミドプロピルジメチルアミン、イソステアリン酸ヘキシルデシル、ジメチコン、BG、ステアリン酸グリセリル、γ-ドコサラクトン、ヘマチン、アセチルヘキサペプチド-1、アスコフィルムノドスム/ヒバマタ/ヒジキ/トロロコンブ/レソニアニグレスセンス/ミツイシコンブ/リシリコンブ/ワカメエキス、ハチミツ、クチナシ成長点細胞培養物、ゴボウ根エキス、オドリコソウ花エキス、ニンニク根エキス、ローズマリー葉エキス、セイヨウアカマツ球果エキス、アルニカ花エキス、オランダガラシ葉エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス、ローマカミツレ花エキス、海塩、香料、グリセリン、塩基性茶16、塩基性赤51、塩基性青75、シクロペンタシロキサン、ジメチコノール、アモジメチコン、セテス-30、キサンタンガム、クエン酸、乳酸、デキストラン、トリ(カプリル酸/カプリン酸)グリセリル、ヒドロキシプロピルシクロデキストリン、ステアルトリモニウムクロリド、エタノール、ブチルカルバミン酸ヨウ化プロピニル、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン
【価格】 定価:3,980円(税抜)/200g
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白髪染めカラートリートメントの商品についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
▶【2020年最新】白髪染めカラートリートメント20選!毛髪診断士のおすすめ
まとめ
白髪染めができるオーガニックカラーについて知りたい方に向けて、さまざまな情報を紹介しました。
また、オーガニックカラーを選びたい理由として「肌や頭皮への刺激が少ない白髪染めが良い」という場合は、後半で紹介した白髪染めカラートリートメントでも充分その役割を発揮します。
日本ではコスメでの明確な基準もないことから、オーガニックカラーといっても化学成分がまだ多く含まれている商品もあります。
その点に注意しながら市販のオーガニックカラーを選ぶか、新しい選択肢として白髪染めカラートリートメントを選んでみてはいかがでしょうか。