白髪染めヘアマニキュアのメリット・デメリットは?おすすめ商品紹介
白髪を染めるときにはヘアカラートリートメントではなく、ヘアマニキュアを選ぶ人も少なくありません。
他の白髪染め薬剤と比較したとき、マニキュアにしかないメリットはどこにあるのでしょうか。
そこで今回は白髪染めマニキュアの選び方とメリット・デメリット、おすすめ商品を紹介します。
目次
- 白髪染めマニキュアの特徴は?ヘアカラーとはどう違うの?
- 白髪染めヘアマニキュアのメリット・デメリット
- 白髪染めヘアマニキュアは髪のダメージを絶対抑えたい方におすすめ
- 白髪染めヘアマニキュアを選ぶ時の注意点
- おすすめの白髪染めヘアマニキュア3選
- 白髪染めヘアマニキュアの上手な染め方
- 白髪染めヘアマニキュアを長持ちさせるには?
- まとめ
白髪染めマニキュアの特徴は?ヘアカラーとはどう違うの?
白髪染めにはヘアマニキュア以外にも、ヘアカラーやカラートリートメントが存在します。
それぞれの違いを表にまとめました。
※こちらの表は横スクロールでご覧ください。
ヘアマニキュア | ヘアカラー | カラートリートメント | |
---|---|---|---|
主成分 | 酸性染料 | 酸化染料・アルカリ剤+酸化剤 | 染料(植物性・塩基性・HCなど) |
染まりやすさ | 基本一回で染まる | 基本一回で染まる | 複数回かけて染まる |
色持ち | 3週間~1か月 | 2~3か月 | 2~4週間 |
髪へのダメージ | 少ない | やや多い | 少なめ |
カラーバリエーション | 10種類前後 | 20種類前後 | 5種類前後 |
浸透度 | 髪の毛表面のみ | 髪の内部まで浸透 | 髪の内部まで浸透 |
髪の表面をコーディングするヘアマニキュア
ヘアマニキュアとは化粧品に分類される半永久染毛料で、髪の表面のキューティクルに染料をコーディングしながら着色します。
髪の内部に浸透することがないためダメージが少なく、髪の毛をケアしながら表面のみ白髪を染められます。
ヘアマニキュアなら自然な髪色を楽しめる
ヘアマニキュアはヘアカラーと違って薬剤を混ぜる必要がなく、比較的簡単な手順で染められます。
地毛よりもやや明るめの色を選ぶときちんとなじんで、自然な髪色を実現できるでしょう。
基本的な使い方はどちらも同じ
ヘアカラーとヘアマニキュア、そしてカラートリートメントはいずれも髪全体に薬剤を塗布し、しばらく放置したら洗い流すという点は共通しています。
しかし、ヘアカラーは他のふたつと違って1剤と2剤をミックスする必要があるため、やや時間がかかります。
色持ちは1か月程度
ヘアカラーは2~3か月色持ちしますが、ヘアマニキュアは約1か月で色落ちします。
2週間程度で色落ちが始まるカラートリートメントに比べると長持ちですが、ヘアカラーには及ばないため、ヘアケアをするなどしてできる限り色落ちを防ぎましょう。
白髪染めヘアマニキュアのメリット・デメリット
白髪染めヘアマニキュアをヘアカラーやカラートリートメントと比較してみると、メリットもあればデメリットもあることがわかります。
【メリット1】髪の毛が傷みにくく自然なツヤが出る
前章で説明したように、白髪染めヘアマニキュアは髪の毛の外側にあるキューティクルをコーディングして色をつけるものです。
アルカリ成分で髪のタンパク質を一旦破壊し、そこから化学染料を入れていくヘアカラーと違いダメージがほとんどありません。
キューティクルを保護しながら染めることで、ツヤのある自然なツヤが出るところも魅力です。
【メリット2】紫外線から髪を守ってくれる
紫外線を浴びるとキューティクルが傷んで、パサパサの髪の毛になってしまいます。
それもヘアマニキュアを使っていれば薬剤でキューティクルがコーティングされるため、健康的な髪の毛が保たれます。
UVカット効果のあるヘアマニキュアを選べば、より美髪を期待できます。
【メリット3】アレルギー体質の人も使いやすい
ヘアマニキュアとカラートリートメントは化粧品と同じ扱いであり、肌に刺激を与えるアルカリ成分が配合されていないため、デリケート肌の人も安心して使えます。
白髪染めをするときはどうしても薬剤が頭皮や顔、手についてしまいがちですが、ヘアマニキュアではそうなったときにもかぶれる心配がありません。
【デメリット1】肌につくと取れにくく、髪の根元1、2mmが染まらない
ヘアマニキュアは一度頭皮についてしまうと落ちないという特徴があるため、皮膚から若干離して染める必要があります。
こうするとほんのわずかですが根元が染まりきらず、白髪の染め残しが気になってしまうことも。
この点はヘアマニキュアの大きなデメリットです。
【デメリット2】カラーよりも色持ちが悪い
ヘアカラーと比較するとヘアマニキュアは色持ちが悪く、長くても1か月、短ければ3週間弱で色落ちが始まってきます。
ヘアカラーの半分程度の期間しか色が持たないので、白髪が多く頻繁なカラーリングが必要な人にはヘアカラーのほうが向いているかもしれません。
【デメリット3】髪を明るくすることはできない
ヘアマニキュアは元々生えている髪の毛に色を乗せることになるため、地毛以上の明るい髪の毛にすることはできません。
白髪部分に明るい色を乗せることはできますが、そうなると黒髪部分と色に差が出てしまって違和感を覚えます。
髪の毛全体を明るくするのであれば、ブリーチ作用のあるヘアカラーがおすすめです。
【デメリット4】マニキュアのカラーバリエーションは少ない
ものにもよりますが、ヘアマニキュアのカラーバリエーションは10種類前後が多い様子。
カラートリートメントに比較すると多いものの、20種類近く展開しているヘアカラー商品に比べるとやや少ない印象です。
色にこだわりがある人は、物足りなさを覚えるかもしれませんね。
白髪染めヘアマニキュアは髪のダメージを絶対抑えたい方におすすめ
メリット・デメリットから考えると、白髪染めヘアマニキュアは髪の毛へのダメージ回避を最優先する人に最適です。
色持ち期間が短い点はデメリットに思えますが、違う髪色をどんどん試してみたいという人には合っているかもしれません。
デリケート肌の人や髪の毛が傷みやすい人にもおすすめです。
反対にとにかく白髪をしっかり隠したい、白髪染めの効果を長く感じていたいという人にはヘアカラーのほうが合っている可能性が高いです。
個性的な色を楽しみたいという人も、ヘアカラーであればおしゃれの幅が広がります。
それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、自分に合うものを選びましょう。
白髪染めヘアマニキュアを選ぶ時の注意点
ここからは白髪染めを選ぶ時にチェックしておきたいポイントを3つ紹介します。
色持ちの良い乾いた髪の毛に使えるタイプを選ぶ
乾いた髪の毛に使えるヘアマニキュアはスタンダードなタイプで、しっかりと髪の毛に色が浸透します。
このタイプは色持ちが良いのも特徴で、ものによっては1か月以上きれいな髪色がキープされるので、白髪染めが面倒という人にももってこいです。
洗い流せるタイプを選ぶ
ヘアマニキュアには洗い流さない薬剤もあります。
このタイプはドライヤーで乾かして薬剤を髪になじませていきますが、乾きが甘いと薬剤が肌や服についてしまうので心配な人は洗い流すタイプを選んだ方が無難です。
使いやすい形状の薬剤を選ぶ
ヘアマニキュアは皮膚についたら取れにくいというデメリットがあるため、使いやすい形状の薬剤を選ぶとよいでしょう。
コーム状になっているとブラッシング感覚で白髪染めをできます。
手袋やヘアキャップなど白髪染めセット一式がついているタイプが便利です。
おすすめの白髪染めヘアマニキュア3選
ブローネ美髪ヘアマニキュア
大容量タイプのヘアマニキュアは、容器を上下に20回以上強く降り、泡を少量出しながら髪をとかしつつなじませていきましょう。
コームがついているので、髪の毛に広げやすいところが特長。
15分程度放置したら洗い流しましょう。
傷んだ髪も補修できます。
価格 |
800円(税抜) |
---|---|
内容量 |
72g |
色展開 |
ティーブラウン、ライトブラウン、ブラウン、ダークブラウン、アッシュブラウン、ブラック |
【レビュー】
白髪染めをやめて白髪を伸ばしている間の白髪ぼかしに二ヶ月くらい使用しています。 白髪があるのは隠せないけど、染めてある部分と馴染むので、はっきり白黒にはなりません。 白髪染めで傷んでガサガサだった髪もやわらかさが戻ってきました。
全く染まらない、と他のレビューがありますが普通に染まります。 大事なのは施術時に髪が綺麗な状態な事(皮脂とかリンスが付いてない状態)と一度に厚く塗っても意味なく、何日かに分けて塗る事です。 ただ完璧に黒くされたい方はマニキュアではなく毛染めをお勧めします。
シエロオイルインヘアマニキュア
髪色に上質なツヤとうるおいを与えるオイルが配合されている、髪の毛にやさしいヘアマニキュア。
手袋をした手でヘアマニキュアを溶かし、頭皮全体に広げていきましょう。
コーム付きで使いやすさを感じられます。
10分放置したら洗い流して完了です。
価格 |
800円(税抜) |
---|---|
内容量 |
100+3+10g |
色展開 |
ウォームブラウン、シャイニーブラウン、ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、アッシュブラウン |
【レビュー】
通常の白髪染めは頭皮が弱く使えません。 そういった面で ヘアマニキュアなど色々なものを使ってきましたが、 これが一番染まります。
染まり方がハンパないです。 いつも染まりにくいため、5分長めにして まあびっくり じはだがべったり 髪を何度洗ってもとれません。 綿棒に油をつけて なんとか分け目は確保しましたが 気をつけないとヘルメットになります。
サロンドプロヘアマニキュアスピーディ
椿オイルなど5つの自然由来トリートメントが配合されたヘアマニキュアで、髪をやさしくいたわりながら染め上げます。
放置時間は5分と短く、一般的なヘアマニキュア同様に髪全体に広げてしばらく経ったら洗い流します。
白髪染めキットもついているため、大変便利です。
価格 |
704円(税込) |
---|---|
内容量 |
100g |
色展開 |
ライトブラウン、ナチュラルブラウン、ダークブラウン、アッシュブラウン |
【レビュー】
毎回、髪がビッショリ濡れる程の量を使いますが、惜しまず使える値段なのも良いです。 放置時間は5分。 シャンプー時に素手で洗いましたが手のひらが黒く染ることも無かったです。
この小さいコームが生え際までしっかり塗れてほんとに便利です。 一度の染髪で4週間もつそうです。 初白髪染めで使ったカラートリートメントが何回使っても満足いくほど色が付かないわりに、髪がパサパサになって辟易したけど、これは一回で大満足です。
白髪染めヘアマニキュアの上手な染め方
ヘアマニキュアを使ってセルフで白髪を染めていくときには、何よりも肌に汚れがつかないように配慮する必要があります。
白髪染めを始める前に生え際や襟足には水をはじくコールドクリームを塗っておきましょう。
薬剤が垂れてきません。
ブラシタイプのヘアマニキュアを使う時には、歯先を頭皮に対して垂直に立てて白髪の多い部分からブラッシングをすると頭皮に薬剤がつきにくくなります。
このとき頭髪全体に薬剤をつける必要がありますが、一度に薬剤をたくさん出してしまうと皮膚につきやすくなります。
最初は少量ずつ出して、髪の毛になじませていきましょう。
髪の毛全体に薬剤をなじませたら、手順書に書かれている設定時間よりもきもち長めに放置するとより色が浸透します。
その後はシャンプーで洗い流し、トリートメントを使って仕上げましょう。
2回シャンプーをすると薬剤が残らず、色ムラが発生する心配もありません。
白髪染めヘアマニキュアを長持ちさせるには?
せっかくヘアマニキュアで染めた髪の毛はなるべく長持ちさせたいものですよね。
そのためには、白髪染めを始める前にシャンプーをして、髪の毛についた油分を落としておきましょう。
油分は薬剤をはじいてしまうため、白髪染めの大敵です。
白髪染めが終わり、シャンプーで薬剤を洗い流したら、なるべくすぐにドライヤーで髪の毛を乾かしてください。
濡れた髪の毛はキューティクルが開いている状態であり、そのままにしておくとキューティクルにのせた薬剤も流れ落ちてしまいます。
日々の過ごし方によっても、色持ちは大きく変わってきます。
紫外線や強力なドライヤーの熱はキューティクルを傷めることになるため、髪の毛を乾かすときには弱めの風を当てるようにしましょう。
また、染髪時にガシガシシャンプーをすると汚れと一緒に薬剤も落としかねないため、力を入れすぎず、やさしく洗うようにしてください。
まとめ
白髪染め用のヘアマニキュアを上手に使うことで、健康な髪の毛を維持しながら美しい髪色をキープできます。
肌への付着や使い方には気をつけて、丁寧に染めていきましょう。