カラーバターで白髪染めはできる?メリット、デメリットとおすすめ商品を紹介
髪を傷めない染料だと言われているカラーバター。
「白髪染めにも使えるの?」と気になる方もいるでしょう。
もちろん、白髪染めにも使うことができます。
今回は、そんなカラーバターの特徴や他のカラー、カラートリートメントとの違い、カラーバターを使って白髪を染める方法をご紹介します。
目次
カラーバターとは?
カラーバターは、髪を染めることのできるカラートリートメントです。
「髪を染める」「ヘアカラーとトリートメントが同時にできる」という点ではカラートリートメントと大きな違いはありません。
また、カラーバリエーションが豊富で髪の表面に色をつけるので落としたい時は落としやすく、次のカラーにも影響が少ないという特徴もあります。
カラーバターで白髪染めはできる?メリットとデメリット
カラーバターは白髪染めにも使うことができます。
カラーバターには、色の濃い髪よりも色味の抜けた髪のほうが発色しやすいという特徴があります。
ですので、黒髪よりも白髪を染めるのに向いているのです。
他にも知っておきたいカラーバターの特徴をメリット・デメリットそれぞれにわけて解説します。
カラーバターのメリット
①髪に優しい
カラーバターに含まれるトリートメント成分は全体の90%以上。
髪をサラサラに仕上げることができます。
②少ない回数で色がつく
カラーバターは、もったりした触感です。
髪に塗っても通常の薬剤のように垂れてこず、しっかり髪に絡むので1~2回程度で色をつけることができます。
③カラーバリエーションが豊富
アッシュグレーなどの落ち着いた色はもちろん、ビビッドなカラーも楽しめます。
④色持ちは1ヶ月程度
カラーバターは徐々に色が落ちていきます。
約1ヶ月程度は持つので、その間に変化するカラーも楽しめます。
カラーバターのデメリット
①黒髪ではほとんど染まらない
カラーバターには色を抜く働きはないので、元の髪色が濃いとうまく色が乗らないこともあります。
茶髪以上の明るさの髪ならカラーバターの発色を楽しめますが、ピンクやイエローなど透明感のあるカラーの場合はブリーチしてからのほうがより一層綺麗に染まります。
白髪の方は染まり具合を気にせずカラーバリエーションを楽しめるでしょう。
カラーバターに向いている人は?
市販の白髪染めはたくさんありますが、その中でもカラーバターに向いている人の特徴は、
・髪を染めたいけど、痛めたくない
・なるべく少ない回数で染めたい
・さまざまなカラーを楽しみたい
という方です。
特に髪をいたわりたい方には、トリートメント成分が90%も入っているのは魅力ですよね。
刺激が少ないので、ヘアカラーデビューしたい方にも向いています。
一般的なヘアカラーやカラートリートメント、マニパニとの違いは?
ヘアカラーやカラートリートメントなど、白髪染めにはさまざまなタイプがあります。
そして、タイプによって染める時のメカニズムが違ってきます。
一般的な白髪染めやヘアカラーは、毛髪の中に有効成分が入っていき、髪の中で酸化して結びつくことで発色します。
「髪の内側から染める」というタイプです。
出典:日本ヘアカラー工業会
カラーバターやカラートリートメントは、髪の表面についた色素の一部がキューティクルの隙間から内部に入って髪を染めます。
「表面から内部を染めていく」タイプです。
出典:日本ヘアカラー工業会
同じ「表面から染めていく」タイプでも、カラーバターとカラートリートメントには違いがあります。
シャンプーと共に使うことが多いカラートリートメントは、染まるのに時間がかかるのに対し、カラーバターは1~2回程度で染めることができます。
また、カラートリートメントはブラウンやブラック系のカラーバリエーションがメインですが、カラーバターはビビッドな色合いも楽しむことができます。
カラーバターと同列で語られることの多い商品にマニバニがありますが、こちらは類似商品になります。
カラーバターの主成分がトリートメントであるのに対し、マニバニはハーブと酢酸を用いているのが特徴です。
カラーバターで白髪染めする方法は?
カラーバターを使った白髪染めの具体的な方法をご紹介します。
カラーバターを使った白髪染めのやり方
<用意するもの>
・カラーバター
・ビニール手袋
・濃い色のタオル
・ダッカール(長めのヘアクリップ)
① 髪を濡らす
カラーバターはドライのままでも使用できますが、髪が濡れている状態の方がカラーバターが伸びるため塗りやすくなります。
整髪料などがついている場合はシャンプーして落としてください。
② カラーバターを塗る
全体に塗る前に、髪の一部に塗ってどんな発色になるのか確かめてみましょう。
カラーバターは薬剤ではないので、塗り漏れさえなければ色を塗った順番で色味が変わることもありません。
発色に納得したら、全体に塗っていきます。
塗布量を均一にする必要もないので、塗り漏れだけ注意してください。
③ 放置する(15~20分)
全体に塗り終わったら20分ほど放っておきます。
放置時間を過ぎても肌が荒れることはありませんが、色が濃くなる可能性があります。
④ 洗い流す
時間になって発色を確かめたら、カラーバターを洗い流します。
カラーバター自体がトリートメント成分を含んでいるので、シャンプーやアフタートリートメントは必要ありません。
⑤ タオルで乾かしたら完成です!
アレンジで自分の色を楽しめる!
カラーバターの大きな特徴として、色を混ぜて自分でカラーを作れる点があります。
通常のヘアカラーでは素人が薬剤を混ぜることはオススメできませんが、絵の具を混ぜるような感覚で自分の好きな色を作れるのがカラーバターの魅力です。
ぜひいろんな色にチャレンジしてみましょう。
カラーバター2大ブランドを紹介
「カラーバターを使って見たいけれど、どこのブランドがいいのかわからない」という方もいるでしょう。
カラーバターで有名なのはエンシェールズとエルコスです。
ここではそれぞれのブランドの特徴をまとめて紹介します。
エンシェールズカラーバター
特徴 |
全ての商品を日本国内で製造しているブランド。 カラーバリエーションは27色と豊富で、廃盤になってしまった色もレシピで復刻できるようになっています。 また、通常の色とは違い、それぞれのカラーを薄める効果のあるクリアクリームがあるのも特徴。 「この色、もう少し薄ければいいのに」という時に重宝します。 通常版の他に部分カラーやお試しで使用できるプチシリーズもあります。 |
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色展開 |
全27色+クリアクリーム |
内容量 |
200g |
価格 |
2,667円(税別) |
エルコスキュプアスカラーバター
特徴 |
保湿力の高い植物性油脂であるキュプアスバターをたっぷり配合した染料。 ノンジアミンなので、ジアミンアレルギーのある方も安心です。 カラーバリエーションは全部で20色。 ブラックなどの定番カラーからスカイブルーなどビビッドなものまでさまざま。 プラスワンクリームを使えば、白髪新生部にも染まりやすくなります。 |
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色展開 |
全20色 |
内容量 |
200g |
価格 |
2,400円(希望小売価格) |
まとめ
カラーバターはトリートメント成分を多く配合し、髪を傷めずに白髪染めをできるのが特徴です。
メッシュなどの差し色にも使えるため、遊び心をもって白髪染めを楽しむことができます。
慣れてきたら自分だけのカラーを作るのも楽しそうですね。