白髪染めシャンプーとトリートメントは併用すべき? 人気の白髪染めシャンプー5選

目次

人気の白髪染めシャンプー5選

白髪は年齢を重ねれば当然出てくるもの。わかってはいるけれど、やっぱり若々しく見られたいから、白髪をどうにかして目立たなくしたいと考える人は多いのではないでしょうか。

その方法のひとつとして最近話題なのが、シャンプーしながら白髪を染めていく「白髪染めシャンプー」というカテゴリーの商品です。そして、白髪染めシャンプーとよく比較されるのがもうひとつ気になるのが、「白髪染めトリートメント」。

この2つはどう違う? どちらか片方の使用だけでいい? それとも併用したほうが効果は倍増する?など、いろいろ疑問も生じるものですよね。

そこで今回は、「白髪染めシャンプー」について徹底調査! ほかの白髪対策の方法と比較検討してみました。おすすめの白髪染めシャンプーもピックアップしてご紹介します!

 

市販の白髪染め(ヘアカラー)のメリット・デメリット

市販の白髪染めメリット・デメリット

気になる「白髪染めシャンプー」について調べる前に、まずは白髪対策の代表的な手段である「白髪染め(ヘアカラー)」について詳しく見ていきましょう。

そもそも白髪染め(ヘアカラー)で、どうして白髪が黒く染まるのでしょうか。そのヒミツは、2つの薬剤にあります。

市販されている一般的な白髪染めは、1剤(酸化染料・アルカリ剤)と2剤(酸化剤)を混ぜて使用します。まずは、1剤のアルカリ剤が髪のキューティクルを開いて染料を髪の内部に浸透しやすくします。さらに、アルカリ剤によって2剤の過酸化水素水が分解され、発生した酸素によって髪の色を漂白し、同時に色 を入れていくといく仕組みです。

 

白髪染めのメリット

市販の白髪染め(ヘアカラー)のメリットは、何より「一度でしっかり染まる」という点でしょう。白髪が気になる人にとっては、すぐに白髪から解放されてうれしい ですよね。

また、白髪を染めるという点だけを見ると、どの方法よりも安くおこなえます。ドラッグストアなどで購入できる市販の商品は1,000円~1,500円前後のものが多く、自分で染める手間を加味しても美容院代より遥かにコストを抑えられます。また、好きなときに染められるので、忙しい人にとっても助かりますよね。

白髪染めのメリット

 

白髪染めのデメリット

一方デメリットとしては、髪へのダメージが大きい点が挙げられます。

先程説明したように、2つの薬剤のによって髪を保護しているキューティクルを無理やり剥がして染めるので、どうしても髪を傷めてしまうのです。

市販の白髪染めは、誰 でも失敗なく染められるように、強めの薬剤が使われていることが多い点も、髪に負担を与える原因でしょう。なかでも「ジアミン(正式名称:パラフェニレンジアミン)」という合成化学物質が含まれているものが多く、この物質が髪や頭皮に大きなダメージを与えると言われています。肌が弱い人が事前のテスト(パッチテスト)なく使うと、肌荒れしたり、場合によってはアレルギー症状を引き起こす可能性も。

また、自宅 でセルフで染めると、手軽にできる反面、ムラなく染めるのが難しい、思っていた色に仕上がらないなどのデメリットも挙げられます。

なお、美容院の場合は、髪にできるだけやさしい成分の白髪染めを使い、一人ひとりの髪質や頭皮の状態を見ながら染めていくので、市販の白髪染めを使ってセルフで染めるよりもダメージは抑えられます。

 

「白髪染めシャンプー」の特徴

f:id:supli_ad:20190517111908j:plain

それではいよいよ、「白髪染めシャンプー」について見ていきましょう。
白髪染めシャンプーは、その名の通り「シャンプーに白髪染めの成分が含まれている」ものを言います。白髪染め(ヘアカラー)のように髪を脱色せず、繰り返し使うことで少しずつ髪の表面に着色していくタイプなので、髪へのダメージを心配する必要はありません。

いつものシャンプーを白髪染めシャンプーに変えるだけ、使い方もほとんど変わらないので、手軽に始められるのが魅力です。泡で染めるので置き時間がない点もポイントでしょう。

一気に染めるわけではないため色ムラができることもほとんどありませんし、日々新しく生えてくる白髪に対しても少しずつ色がついていくので、自然な形で白髪を目立たなくできます。

逆に言えば、一度使っただけではほとんど染まりませんので、すぐに白髪をなんとかしたい人には向いていないかもしれません。

また、白髪染めシャンプーは使い続けることで少しずつ髪色が変わっていき、使用を止めると少しずつ色が落ちていきます。美しい色を保つには、定期的に使用することが求められます。

 

「白髪染めシャンプー」と「白髪染めトリートメント」の違いは?

白髪染めシャンプーとトリートメント違い

もうひとつ、髪を傷めず白髪を染めていくアイテムに「白髪染めトリートメント」があります。「ヘアカラートリートメント」などとも呼ばれていて、髪の表面に色素を吸着させて白髪を染めていき、なおかつ髪の保護効果もあるため、白髪ケアをしながら美しい髪を維持することができます。

白髪染めシャンプーと大きく違う点は、髪に塗布してから放置時間が必要であること。その分、白髪染めシャンプーよりも比較的少ない使用回数で髪が染まります。

わかりやすくまとめると、次のような違いが挙げられます。

シャンプータイプ トリートメントタイプ
● 泡で染める ● 液体で染める
● 每日のシャンプーに替えて使うので、手間がない ● 一定の放置時間が必要
● 回数を重ねるごとに、少しずつ染まる ● 一度でしっかり染まる
● 比較的ムラになりにくい ● 時間を置くことで色が定着するので、塗り始めと塗り終わりで若干色ムラが出ることもある

 

「白髪染めシャンプー」と「白髪染めトリートメント」は併用してもいいの?

白髪染めシャンプーと白髪染めトリートメント、どちらも髪へのダメージが少なくて良さそうですが、ズバリ併用してもいいのでしょうか? 同じメーカーから両方が発売されていることも多いので、疑問に思う人も多いでしょう。

結論から言えば、どちらも白髪染め(ヘアカラー)のように一度に染まるものではなく、少しずつ染まっていくため、併用するのがベストです。定期的に白髪染めトリートメントで髪全体を染め、白髪染めシャンプーを每日使うことで生え際や根本をケアする、といったイメージでしょうか。

ただし、それぞれの髪色は同じものを選ぶと良いでしょう。

もしも、どちらか一方だけを…ということであれば、よりしっかり髪が染まる白髪染めトリートメントをおすすめします。

 

「白髪染めシャンプー」はこんな人におすすめ

白髪染めシャンプーこんな人におすすめ

白髪染めシャンプーは、次のような人におすすめです。

・髪や頭皮にやさしいものを選びたい
・ヘアカラーなどに含まれている有害成分が気になる
・白髪を少しずつ目立たなくさせたい
・手軽に白髪ケアをしたい
・ショートヘアの人
(シャンプーの泡で染めるので、短い髪の人も髪の根もとまで染めやすい)

白髪染めトリートメントとどちらを使おうか迷っている人は、参考にしてくださいね。

 

「カラーケアシャンプー」は別物!

白髪染めシャンプーを探していたら、「カラーケアシャンプー」という種類の商品を見つけた…という人も多いのではないでしょうか。これは、白髪染めシャンプーとは別物です。

カラーケアシャンプーは、染めた髪色をできるだけ維持するために作られたシャンプー。白髪染めやカラーリングの色落ちを防ぐための成分が盛り込まれています。それ自体で髪が染まるわけではないので、選ぶときは注意しましょう。

美容院などで白髪染めをした場合の自宅ケアとして、また白髪染めトリートメントなどとうまく併用するといいかもしれませんね。

 

【ロート製薬】50の恵 エイジングケア カラーケアシャンプー

50の恵

「一般的にヘアカラーが色落ちする原因のひとつはシャンプーにある」という点に着目して登場したのが「50の恵 エイジングカラーケアシャンプー」。色落ちしにくい成分と髪や頭皮を守る成分が配合されています。

ロート製薬 50の恵 エイジングケア カラーケアシャンプー
商品価格:1,008円(税込)

 

【資生堂】プリオール カラーケアシャンプー

プリオール

色あせのない美しい髪色を持続してくれる「プリオール カラーケアシャンプー」。ヘアカラーの色素だけでなく、髪本来のメラニン色素が流出するのも防ぎます。

資生堂 プリオール カラーケアシャンプー
商品価格:1,058円(税込)

 

人気の白髪染めシャンプー5選

ここからは、人気の白髪染めシャンプーを5つピックアップしてご紹介します。ぜひ自分に合うものを見つけてくださいね。

 

【コジット】ボタニカラーシャンプー(ヘンナ入り)

ボタニカラーシャンプー

イオンカラー(塩基性色素)と植物成分ヘンナ(ヘナ)で、髪をいたわりながらカラーリングしていく「ボタニカラーシャンプー」。

酸化染料(ジアミン)不使用なので、頭皮や肌が弱い人も安心して使えます。さらに、スクワランや馬油、オリーブオイル配合で、美しい髪を維持できる点もポイントです。約1週間から2週間の使用で色づきます。

コジット ボタニカラーシャンプー(ヘンナ入り)
商品価格:2,160円

 

【ダリヤ】サロンドプロ ナチュラルグレイッシュ リンスインシャンプー ナチュラルブラック

サロンドプロ ナチュラルグレイッシュ

白髪対策・シャンプー・リンスがひとつになった「サロンドプロ ナチュラルグレイッシュ リンスインシャンプー」。

シャンプーをするだけで少しずつ白髪を目立たなくさせ、はりやコシ、潤いを与えてくれる成分もしっかり配合されています。男性向けと謳われていますが、夫婦で兼用しても◎。

ダリヤ サロンドプロ ナチュラルグレイッシュ リンスインシャンプー ナチュラルブラック
商品価格:OPEN価格

 

【ピュール】サスティ利尻カラーシャンプー

サスティ利尻カラーシャンプー

無添加・アミノ酸系シャンプーに2つのカラー成分と植物染料を配合した「利尻カラーシャンプー」。

カラーをキープしながら汚れはしっかりと落とし、きめ細かな泡が根もと本までムラなくキレイに染めてくれます。特筆すべきは、北海道産の天然利尻昆布に含まれる潤い成分をたっぷり配合していること。髪をやさしく補修し、洗うたびに色艶よくしっとりした美髪が手に入ります。

ピュール サスティ利尻カラーシャンプー
商品価格:3,780円(税込)

 

【黒ばら本舗】黒染シャンプー

黒ばら本舗 黒染シャンプー

天然植物色素ログウッドエキス使用、髪にやさしく自然に白髪を目立たなくしてくれる「黒染シャンプー」。

白髪防止成分サンショウエキス配合で、生えてくる髪を黒くする成分を活性化し、白髪になりにくい髪へと近づけます。同シリーズの「黒染めヘアパック」と併用すると、さらに効果的です。

黒ばら本舗 黒染シャンプー
商品価格:2,160円(税込)

 

【タイヨー】ネアーム 螺髪輝(らはつかがやき)シャンプー

ネアーム螺髪輝シャンプー

天然色素ヘマテインとヘナを配合、頭皮にダメージを与えることなく、着実に白髪を目立ちにくくしてくれる「ネアーム 螺髪輝シャンプー」。

天然成分なので頭皮が敏感な人でも安心、ゆっくりと白髪が染まっていきます。同シリーズの「螺髪輝ヘアパック」とセットでの使用がおすすめです。

タイヨー ネアーム 螺髪輝(らはつかがやき)シャンプー
商品価格:2,160円(税込)

 

白髪を活かしたグレイヘアを選択しない限り、白髪ケアアイテムとは長いお付き合いになるでしょう。できるだけ頭皮や髪に負担なく、手間なく白髪隠しができるといいですよね。每日のシャンプーで髪が染まっていく「白髪染めシャンプー」、ぜひチェックしてみてくださいね。