白髪を抜くデメリットと【タイプ別】抜かずに白髪ケアする方法

目次

白髪を抜くのはデメリットだらけ!

光が当たると、白く輝いたように見える白髪。

見つけるたびに毛抜きで抜いている、という人は多いのではないでしょうか。

でも、どんなサイトを見ても、美容師さんに聞いても「白髪は抜かない方が絶対に良い!」と言われませんか?

実際に毛髪診断士の立場的にも、白髪を抜くことはデメリットしかありません!とお伝えしたいです。

今回は、白髪を抜くデメリットをお伝えすると同時に、タイプ別の白髪ケア方法をご紹介します。

白髪を抜くのは、百害あって一利なし!

白髪を抜くのは、百害あって一利なし!デメリットだらけ!

はじめに断言しますが、「白髪は、絶対に抜かないほうが良い」です。

なぜかというと、髪にも頭皮にもデメリットだらけだからです。

ひとつずつ順にお伝えしていきます。

デメリット①頭皮や毛根にダメージを与える

本来、髪の毛は寿命がくると自然に抜け落ちます。

白髪を抜くということは、その寿命の前に無理やり引き抜くということなので、当然頭皮や毛根に大きなダメージを与えることになってしまいます。

デメリット②抜いてもまた生えてくるので、減らない

デメリット②抜いてもまた生えてくるので、減らない

白髪を抜けば、そのときは白髪がなくなりますが、再び同じ場所から白髪が生えてくることがほとんどです。

なかには黒髪が生えてくることもゼロではありませんが、その可能性は限りなく低いと言えるでしょう。

その理由は、白髪ができるメカニズムを知れば納得です。

白髪が生えてくるメカニズム

白髪が生えてくるメカニズム

私たちの髪は、最初は白色をしています。

そこに、メラノサイト(色素細胞)の働きによってメラニン色素が作られ、髪に黒い色がつきます。

けれども、加齢やストレス、不規則な生活習慣などによってメラノサイトの働きが悪くなると、十分な量のメラニン色素が作られなくなり、結果的に髪が白いまま、つまり白髪になってしまうという仕組みです。

遺伝や加齢が原因となることもありますが、それ以外の場合は、ストレスを軽減させたり、バランスの良い食事を意識するなど生活習慣を改善することで、再び黒髪が生えてくる可能性はあります。

けれども、そのような努力をしないまま、ただ白髪を抜いただけでは根本的な白髪の対策にはなっていないので、同じ毛穴から再び白髪が生えてくることがほとんど…というわけなのです。

デメリット③周辺の髪までダメージを与えてしまう

髪は、ひとつの毛穴から1本ずつではなく、健康な頭皮の場合は2本や3本が同じ毛穴から生えていることがほとんどということをご存知ですか?

そのうちの1本を抜くと、同じ毛穴に生えているほかの毛にまでダメージを与えてしまうことになります。

デメリット④誤って黒い毛を抜いてしまうことがある

白髪を抜いた経験がある人ならおわかりだと思いますが、白髪だと思って抜いたら黒髪だった…という失敗は珍しくありません。

抜く必要のない健康な黒髪まで減らして頭皮にダメージを与えることは絶対に避けたいものです。

デメリット⑤次に生えてきた白髪がツンツンと飛び出してしまい、逆に目立つ

白髪を抜いた後に生えてきた髪は、周りの髪の毛よりも短いですよね。

とくに頭頂部などは、ツンツンと白髪だけ飛び出してきてしまうので、悪目立ちすることに…。

ワックスなどで押さえつけたとしても、短くて太い毛はなかなかなじんでくれません。

目立たないように抜いた白髪が逆に目立ってしまっては、元も子もありませんよね。

デメリット⑥髪全体がだんだん薄くなってくる

デメリット⑥髪全体がだんだん薄くなってくる

一度抜いた毛穴からは、再び白髪が生えてくる可能性が高いとお伝えしましたが、場合によってはもう髪が生えてこないケースもあります。

度重なる頭皮や毛根へのダメージが原因です。

よく、眉毛を抜きすぎて薄くなってしまった…という話がありますが、あれと同じ原理だと考えてもらえればいいでしょう。

白髪対策で髪を抜いていたら、今度は薄毛に悩んでしまう…ということも起こり得るのです。

以上のことから、白髪を抜くことは絶対にやめるべきだと思います。

どうしても抜くのをやめられない場合は「抜毛症(ばつもうしょう)」の疑いも

白い毛を見つけると、どうしても抜きたくなってしまう…という人は意外に多いようで、お悩み相談サイトなどでも度々見かけます。

なかには抜くのが楽しいという人もいるようです。

じつはそのような場合、「髪の毛を抜くことは良くないこと」と頭ではわかっていながらやめられない「抜毛症(トリコチロマニア)」という病気の可能性があります。

どうしてもやめられない場合は皮膚科などに相談をするのもひとつの方法です。

抜くのがダメなら、どうすればいい? 【タイプ別】白髪のケア法

抜いちゃダメなら、どうすればいい? 【タイプ別】白髪のケア法

白髪を抜くことはデメリットだらけ、ということがおわかりいただけたでしょうか。

ここからは、タイプ別の白髪ケア法をご紹介していきます。

【いま見えている白髪をすぐになんとかしたい!】タイプのケア法

まずは、とにかくいま見えている白髪をなんとかしたい!という人におすすめの白髪ケア法です。

対策1:根もとからカットする

対策1:白髪を根もとからカットする

抜くのはダメージ大ですが、根もとからカットすれば髪や頭皮に支障はありません。

どうしても目立って嫌だという白髪はカットしましょう。

【注意点】誤って黒髪を切らないように!

ただし、1本だけ髪をカットすることは、なかなか難しいもの。

誤ってほかの黒髪まで切ってしまいかねないので、十分注意しましょう。

対策2:白髪染めをする

対策2:白髪染めをする

見えている白髪をてっとり早く目立たなくするには、白髪染めが一番です。

ただし、一度染めてもまた白髪が生えてくるので、1ヶ月に1度くらいのペースで染め続けなくてはいけないことを頭に入れておくとよいでしょう。

【注意点】市販の白髪染めは刺激が強すぎるので要注意

白髪染めは、美容院でお願いする方法と市販の白髪染めを買って自分で染める方法があります。

特に市販の白髪染めは、誰がやってもしっかり染まるように、強めの薬剤が使われています。

また、「ジアミン(正式名称:パラフェニレンジアミン)」という合成化学物質が使われていることが多く、髪や頭皮に大きなダメージを与える原因に。

人によっては頭皮がひどくかぶれたり、アナフィラキシーショックを引き起こして、血管性浮腫や呼吸困難などの重篤な症状が現れたりすることもあるので注意が必要です。

白髪染めをする場合は、少しコストはかかっても美容院でお願いしたほうが安心かもしれませんね。

対策3:白髪カラートリートメントを使う

白髪染めのように一度では染まりませんが、できるだけ髪や頭皮にダメージを与えずに白髪を目立たなくするには、白髪カラートリートメントがおすすめです。

使うほどに染まっていき、なおかつトリートメント効果があるものが多いので、美髪も手に入ります。

KAMIKA白髪染めカラートリートメント

KAMIKA白髪染めカラートリートメント

ヘマチンやメリタン、植物・海藻などの美容成分が含まれたカラートリートメント。

ジャンプ―の後に使うだけという手軽さが魅力、使うほどに白髪が目立たなくなり、美しいツヤ髪が手に入ります。

ローズブラウンとアッシュブラウンの2色展開。

【内容量】200g

【価格】3,980円(税抜)

・ルプルプ ヘアカラートリートメント

ルプルプ ヘアカラートリートメント

海洋由来の保湿成分「ルプルプWフコイダン」が潤いを与えながら頭皮と髪を守り、染めるたびに美しいツヤのある髪に導いてくれるカラートリートメント。

低刺激なので、素手で使用してもOK。

肌が弱い人でも安心して使えます。

ベージュブラウン、ブラウンなど全6色展開。

【内容量】200g

【価格】3,000円(税抜)

対策4:白髪隠しファンデーションを使う

お出かけ前などにサッと白髪を隠したいときは、白髪隠しファンデーションが便利です。

ハケタイプからブラシ、スポンジタイプまで、自分に合った使いやすいものを選びましょう。

・ウエラトーン リタッチコンシーラー

ウエラトーン リタッチコンシーラー

外出先でもサッと白髪が隠せる、コンパクト入りのリタッチ用コンシーラー。

専用ブラシが生え際や分け目部分などにしっかり塗布してくれます。

密着パウダーが毛髪1本1本に自然に色づくので、毛束にならず自然な仕上がりに。

ワイドミラーがついている点もうれしいポイント。

ブラック、ダークブラウン、ライトブラウンの3色展開。

【内容量】2.1g

【価格】1,239円(税込)※Amazon

KAMIKA ポイントヘアカラー

KAMIKA ポイントヘアカラー

髪にうれしい「ヘマチン」「メリタン」、そのほか自然由来の美容成分をたっぷりと配合した部分用白髪隠し。

チューブを軽く押すと適量が出てくるブラシタイプで、手を汚さずにサッと白髪隠しができます。

嫌なニオイもなく、ジアミンフリーなので頭皮にやさしく安心です。

また、染める成分が入っているので、使い続けると徐々に白髪が目立たなくなっていきます。

【内容量】30g

【価格】3,700円(税抜)

【これから生えてくる白髪を減らしたい!】タイプの白髪ケア法

いまある白髪はもちろん、これから生えてくる白髪をケアしたいという人には、次の4つの方法がおすすめです。

対策1:白髪ケアシャンプーに変える

ひとつめは、普段使っているシャンプーを白髪ケア専用のシャンプーに替えるという方法。

髪に良い成分がたくさん配合されているので、頭皮環境を整えて、白髪を予防します。

KAMIKA(カミカ)

KAMIKA(カミカ)

近年、白髪ケアに効果的だと話題の「ヘマチン」と「メリタン」という2つの成分 が特徴のクリームシャンプー。

市販されているシャンプーの多くに使われている合成界面活性剤は不使用、植物エキスや海の恵みなど安心安全な成分のみを配合しているので、髪や頭皮にやさしく、なおかつ汚れはしっかりと落としてくれます。

ヘマチンには白髪染めやカラーの持ちを良くする働きもあり、これから生えてくる白髪に対する予防はもちろんのこと、現在白髪染めをしている人にもおすすめです。

【内容量】400g

【価格】定価:5,800円(税抜)⇒ 定期便の場合、初回限定1,980円(税抜)

・アマトラクゥオ ヘアバス es

アマトラクゥオ ヘアバス es

髪の主成分であるケラチンとリンゴアミノ酸でやさしく洗いながら、ダメージも補修してくれるエイジングシャンプー。

また、ヘマチンとフルボ酸が頭皮の細胞に働きかけ、白髪や地肌ケアに一役買ってくれます。

残留アルカリを除去する効果もあるので、カラーやパーマのAfterシャンプーにも。

【内容量】400mL

【価格】4,200円(税抜)

対策2:白髪ケアサプリメントを飲む

白髪を予防するには、外側からだけでなく内側からのケアも大切です。

なかでも、効率よく髪に良い栄養分をしっかり補給できる白髪ケアサプリメントがおすすめ。

ブラックサプリEX

ブラックサプリEX

L-リジンや亜鉛、アルギン酸など、髪に良いとされる9種類の厳選された成分を配合した白髪ケアサプリメント。

現役の美容内科医が監修していて、ただ複数の栄養素を詰め込むのではなく、それぞれを最適なバランスで配合しているので、その効果は折り紙付き。

2019年にはモンドセレクション金賞を受賞した、世界的にも認められたドクターズサプリです。

【内容量】270粒(約90日分)

【価格】5,980円(税抜)※初回限定・公式サイト価格

・艶黒美人

艶黒美人

チロシンやケラチン、プラセンタをはじめ、ガニアシ、L-リジン、アルギン酸など話題の黒艶成分を配合した白髪ケアサプリメント。

日本国内有数のGMP認定工場で製造されており、徹底した品質管理をおこなっている点、100日間全額返金保証がある点も安心安全です。

【内容量】56粒

【価格】1,480円(税抜)

対策3:生活習慣を改善する

対策3:生活習慣を改善する

白髪ができる大きな原因として、ストレス過多や不規則な生活習慣が挙げられます。

そのため、意識的に生活習慣を改善することも、白髪予防への第一歩です。

まずは、バランスの取れた食生活を心がけましょう。できるだけ加工食品やジャンクフード、ファストフードなどは避けたほうがベター。

また、質の良い睡眠をしっかりとる、身体を冷やさないようにする、軽い運動を心掛けるといったことも、血行を良くして栄養を髪の隅々まで運んでくれる効果があります。

対策4:頭皮マッサージ

対策4:頭皮マッサージ

メラノサイトの働きを促すためには、頭皮の血行を良くすることも重要。

髪を育むのに必要な栄養を運んでくれるだけでなく、不純物や老廃物を体外に排出することを促します。

シャンプーのついでに、頭皮を揉み込むようにしっかりマッサージしてみましょう。

指が入らないくらい硬い状態は、頭皮環境が黄色信号です。理想は、押すと気持ち良く、頭皮がしっかり動くような状態。

爪を立てないように注意しながら、指の腹を使ってやさしくマッサージするのがおすすめです。

まとめ

ついつい抜いてしまいがちな白髪ですが、まさしく百害あって一利なし。

今回ご紹介した白髪ケア法を参考に、ぜひ自分に合った方法で健康な頭皮と髪を維持しましょう!