アンダーヘアに白髪が生える8つの原因とは?処理、改善方法も解説
目次
トイレに入った時や体を洗う時に、下の毛に白髪があることに気付いてショックを受けたことはありませんか?
また、「彼氏や夫から指摘されて、恥ずかしい思いをした!」という女性も多いかもしれません。
急に白髪が増えると「病気の前触れだったらどうしよう…」と不安に思う方もいるかもしれません。
しかしアンダーヘアの白髪が病気に直結することはそれほど多いケースではありません。
それでは、なぜアンダーヘアに白髪が生えるのでしょうか。
この記事では、アンダーヘアに白髪が生える8つの原因と、その対処法について解説していきます。
アンダーヘアが白髪になる仕組み~8つの原因~
8つの原因を解説する前に、アンダーヘアが白髪になるメカニズムについて簡単に説明します。
私たちの体毛は本来は白い色をしており、そこに「メラニン色素」という黒い色がつくことで、黒髪に見えています。
しかし何らかの原因によってメラニンを作り出すことができなくなると、毛が白い色のままとなり、白髪として出てきてしまうのです。
アンダーヘアも毛髪も同じメカニズムで、一般的には複数の原因が重なって白髪になると考えられています。
また、白い毛がどこに生えるかは人によって異なります。
アンダーヘアには白髪が生えない人もいれば、髪の毛は黒々しているのにアンダーヘアにだけ白髪が生えるという人もいます。
アンダーヘアだけ白髪になる場合、下半身の血行不良や加齢など、さまざまな原因が複合的に作用していると考えられます。
ここから具体的に、アンダーヘアに白髪が生えてしまう8つの原因について解説します。
原因1. 冷えなどによる血行不良
アンダーヘアの白髪にお悩みの方の中には、冷え性で下半身が冷えやすい方が多いのではないでしょうか。
血液は栄養分や酸素を末端の細胞まで運ぶ役割をしています。冷え性とは、この血液の流れが悪くなり毛細血管へと温かい血液が流れなくなり、手足や下半身などが冷えてしまう状態のことです。
血行不良の状態が長く続くと、メラニン色素を作る「メラノサイト」という色素細胞にも必要な栄養が行きわたらず、白髪になってしまうことが考えられます。
原因2. ホルモンバランスの乱れ
妊娠・出産後は特に、アンダーヘアや髪の毛に白髪が生えてきやすいといわれています。
これは、ホルモン量が大きく変化することで自律神経のバランスも崩れてしまうからです。
また、この時期は赤ちゃんに最優先に栄養が送られるため、母体が栄養不足になりがちで、末端の細胞まで栄養が届きにくいともいわれています。
妊娠や出産が関わっていない場合も、女性はストレスを感じてホルモンバランスを崩しやすいもの。
ホルモンバランスの乱れがヘアサイクルを乱し、白髪に影響してしまうことがあります。
原因3. 加齢(老化)
30代以降の白髪の主な原因となるのが加齢(老化)によるものです。
30歳を超えると、アンダーヘアだけでなく毛髪の白髪について悩む人の割合が増えます。
これは、メラニンを作り出す「メラノサイト」の働きが年を重ねるごとに低下するからです。
メラノサイトの働きが悪くなると、メラニン色素を作れなくなるため、白い毛が黒くならずにそのまま生えてきてしまうのです。
また、このメラニン色素を作る際に欠かせない「酵素チロシナーゼ」や、メラニン色素を作るように指令を出す「MITF遺伝子」も、年齢とともに減少します。
そのため、年齢を重ねるにつれて、白髪ができやすくなるのです。
原因4. 遺伝
一般的には白髪の悩みは30代以降から増えるもの。それよりも若い10~20代の白髪の原因には、遺伝の影響が大きく関わっています。
先天的にメラニンを生成する能力がない人もいますし、2016年には白髪になりやすい遺伝子の存在が初めて研究で明らかになりました。
若いのにアンダーヘアに白髪が生えてしまう人は、遺伝の可能性が高いといえます。
原因5. ストレス
白髪が多いと「苦労してそう」と思われるように、ストレスもまた白髪の原因となります。
過度なストレスや心労は活性酸素を増やし、増えすぎると細胞を傷つけてしまいます。
その結果、黒髪のもとを作る色素幹細胞(メラノサイト)にダメージを与え、白髪になりやすくなります。
また、ストレスが原因で血液量が不足すると、メラノサイトに必要な栄養が届きにくくなるので、白髪をさらに増やしてしまうのです。
原因6. 生活習慣の乱れ
生活習慣の乱れも、アンダーヘアを含む白髪発生の原因となります。
運動不足、喫煙、食事バランスの乱れ、暴飲暴食、お酒の飲みすぎなど、不健康な生活習慣を送っている方は改善が必要です。
こうした生活習慣の乱れは、血行不良やストレスへとつながり、結果的に白髪が増える原因となります。
原因7. 栄養不足
無理なダイエットをした結果、偏った食生活などが原因で白髪になることがあります。
「〇〇を摂らずに、△△だけを食べると痩せる!」というようなダイエットの成功事例を鵜呑みにすると、髪に必要な栄養素が足りなくなり、栄養不足に陥ってしまうことがあるのです。
その他、偏食家で甘いものばかり食べる、嫌いな食材が多い、という場合も注意が必要です。
黒髪を作り出すのに必要なチロシン、ヨード、銅などを積極的に摂取することが大切で、バランス良く栄養を補給することが重要です。
原因8. 病気の前兆(稀なケース)
アンダーヘアに急に白髪が生えてきたからといって、すぐに病気を疑う必要はありません。
加齢や遺伝、ストレスなど、それ以外の原因で白髪になるケースがほとんどだからです。
しかし、稀に白髪が病気の前兆である場合があります。
白髪に関係がある病気には、甲状腺の疾患や尋常性白斑、フォークト・小柳・原田病などがあります。
また、腎臓が弱っていると白髪が増えることがあります。
あきらかに白髪の量が急激に増えた場合、不規則な生活が続いた場合など、気になる方は病院を受診してみましょう。
また、デリケートゾーンに痒みを感じる場合は、性病の可能性があります。
アンダーヘアの白髪を処理する方法&メリット・デメリット
アンダーヘアが白髪になる原因を解説してきましたが、ではデリケートゾーンの白髪はどのように処理すれば良いのでしょうか。
それぞれのメリットとデメリットもあわせて解説します。
方法1. 抜く
「白髪を見つけたら抜く」方法は、気付いた時にすぐできるメリットはありますが、肌に大きなダメージを与えてしまうのであまりおすすめできません。
性器周りは「デリケートゾーン」と言われるぐらい、皮膚が薄くて敏感で傷つきやすい部分です。
毛を抜くと皮膚を傷つけるばかりか、毛嚢炎や色素沈着の原因ともなります。
「抜く」という処理方法は、できるだけ行わないようにしましょう。
方法2. 白髪染めをする
アンダーヘアの白髪の量が多い場合、「白髪染めしてしまいたい!」と思う方も多いでしょう。
しかし、公式的に「アンダーヘアにも使えます」と謳っている白髪染めはありません。
毛髪用の白髪染めをデリケートゾーンに使う場合は自己責任となります。
性器周りはとてもデリケートなので、できれば使用しないようにしましょう。
方法3. 脱毛する
「アンダーヘアの白髪が目立つのが嫌だから、全部なくしてしまいたい」という方には、脱毛も選択肢のひとつとなります。
セルフケアの場合は脱毛剤や脱毛ワックス、プロにお願いする場合は脱毛サロンに通う方法があります。
デメリットとしては、脱毛剤はやはり皮膚に大きなダメージを与えてしまうこと、そして脱毛サロンの場合は脱毛完了までに時間がかかることや脱毛機が白髪に反応しにくいことが挙げられます。
方法4. ハサミでカットする
アンダーヘアの白髪の処理方法として一番おすすめなのが、ハサミでカットする方法です。
もっとも手軽に、そしてデリケートゾーンを傷つけずに処理することができるからです。
以下の商品のように、先が尖っているハサミではなく、刃の先が丸くなっているムダ毛用のハサミを使いましょう。
肌に当てないよう注意しながら、白髪だけを選んでカットすると良いでしょう。
また、ヘア全体を短く切ってしまい、白髪を目立たなくする方法もおすすめです。
カットした後のチクチクが不快…という方には、切らずに削ぐタイプの商品もあります。毛先が切りっぱなしにならないのでチクチクしずらくなります。
アンダーヘアの白髪を増やさないために必要なこと
アンダーヘアが白髪になってしまう原因を8つ解説しましたが、思い当たるものはありましたか?
数本ならハサミでカットすれば対処できますが、白髪の数が増えてくるとそれも難しいですよね。
毛抜きや白髪染めも、皮膚が薄いデリケートゾーンには負担になってしまいます。
そうなってくると、できるだけ生活習慣を見直して、これ以上アンダーヘア―の白髪を増やさない努力をするのが一番の対処法といえるでしょう。
血行を良くし、ストレスを無くし、生活習慣を改善し、髪の毛に必要な栄養をしっかり補給することが大切です。
まずは、早寝早起きや1日3食バランスの良い食事を摂ることから始めてみるのはいかがでしょうか。
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