みんなどのくらいの頻度で白髪を染めているの?ダメージを抑える方法をチェック!
目次
白髪を探して切る日々から、解放してくれる白髪染め。
「髪が伸びて、根元の白髪が目立ってきたから染めなくちゃ!」と、ついつい白髪染めの使用頻度が高くなっている方も少なくないはず。
そんな方は、白髪染めによる髪や頭皮へのダメージをできるだけ抑えたいというお悩みもあるのでは?
そして他の人はどのくらいで白髪染めをしているの?という疑問もお持ちではないでしょうか。
今回は、白髪染めによる髪への影響と、気になる白髪染めによる髪や頭皮へのダメージを抑える方法について見ていきましょう。
白髪染めをすると、頭皮や髪にどんな影響がある?
白髪染めを繰り返すと、やはり頭皮や髪に悪影響を及ぼすのでしょうか?
白髪染めで肌のトラブルも!
白髪染めだけではなく、髪を染めるためのカラー剤のほとんどには「ジアミン」と呼ばれるアレルギー症状の原因となる物質が薬剤として配合されています。
そんな薬剤が配合されている白髪染めを使って大丈夫なの?と心配になりますが、この成分は髪を染めるために必要な成分。
ジアミンは、ヘアカラーのベースカラーとして、ブラウン・ブラックなどの濃いカラーの色素を少量で出すことができます。
そして、酸化染料の仲間なので、毛髪内部で酸化結合して高分子化して発色します。毛髪の中にカラーが定着しやすく、色持ちが良いというメリットがあります。
このことからジアミンは、髪を黒く染めたい人にとって欠かせない成分なのです。
多くの人は「ジアミン」によって、染め始めに頭皮にピリッとした刺激を感じる程度で、アレルギー反応を起こすことは少ないと言われています。
しかし、「ジアミン」によるアレルギー反応には個人差があり、場合によってかぶれや湿疹などの反応を起こす人もいるのです。
10日に1回、1ヶ月に2回など短い期間で頻繁に染めている場合は、肌トラブルに繋がりやすいので、要注意。
また、白髪を染めた後にシャンプーがしっかりできていなかったり、すすぎ不足だったりする場合もアレルギー反応を起こしやすくなる可能性もあるのだとか。
さらに、体調などに左右されることもあるようです。
白髪染めを含むカラー剤を初めて使う場合は、パッチテスト(薬剤が肌に合うかどうかのテスト)を行ってから使うと良いでしょう。
白髪染めによる髪へのダメージは?
そしてもうひとつ、白髪染めによる髪全体へのダメージにも注意したいところ。なぜ白髪染めで髪が傷むのか。そこにはこんな盲点があるのです。
白髪染めを含むカラー剤の多くは、髪の表面にあるキューティクルを開くことで、髪に色素を入れています。
しかも、白髪染めは通常のカラー剤よりも色素の配合量が多い場合がほとんど。それだけの薬剤が含まれているとなれば、髪が傷むのも納得ですよね。
さらに、色素が多いことで、通常のカラーリングより退色するスピードが遅くなり、見た目も暗く映るので、ダメージを受けていることに気が付かないという落とし穴があります。
ですので、頻繁に白髪染めを行うと、気が付かないうちにダメージが蓄積されてキューティクルがボロボロになってしまうのです。
髪の内側には水分や栄養が含まれていますが、キューティクルが破壊されるとそれらを守ることができなくなってしまいます。
水分を守れなくなることで、髪の乾燥が進み、パサつきやすい髪になるのです。また、栄養が不足することで、細くてスカスカの髪の毛になってしまうことも…。
一度破壊され、開いてしまったキューティクルを完全に元に戻すのは難しいもの。
美容院で白髪染めを行う場合は、アフターケアもしっかりしてもらえますが、自宅ではそうもいきません。
自宅での白髪染めは特に注意が必要と言えるでしょう。
みんなはどれくらいの頻度で白髪染めをしている?
ダメージが気になる白髪染め。「白髪染めの頻度」を聞いたアンケートでは下記のような結果が出ています。
全体の髪における白髪の割合にもよるようですが、2、3ヶ月に一度染めるという人が多いようです。続いて、1ヶ月に一度という方の割合が多くなっています。
髪や頭皮への負担を考えると白髪染めをする間隔は1ヶ月以上空けた方が良いと言われているので、それより頻繁に白髪を染めている方は、白髪染めの頻度を見直してみてはいかがでしょうか。
髪や肌にできるだけ負担をかけずに白髪染めするには?
「頻繁に染めると、髪や頭皮へのダメージがある」というのは分かりましたが、髪が伸び、白髪が目立ってくると老けて見られるのでは?という心配もありますよね。
放っておくことのできない伸びた白髪。そんな人が、髪のダメージをできるだけ抑え、白髪を染めるにはどうしたらいいのでしょうか?
ダメージを抑えて白髪を染めるなら、伸びた髪のみを部分的に染めるリタッチがおすすめです。
伸びた部分しか染めないので、髪全体への負担を防ぐことができます。
リタッチの頻度は、3週間に1回程度が目安です。
人間の髪は、1ヶ月で約1センチ〜1.5センチほど伸びると言われています。
早い方だと、3週間もあれば根元の白髪が目立ってくるので、このくらいの頻度を目安にリタッチを行うと良いでしょう。
伸びるのが遅い方でも2ヶ月も経てば根元の白髪が目立ち、全体的な印象が変わってしまいます。
ですので、リタッチを行う場合は、最後に白髪染めを行ってから2ヶ月以内にするのがおすすめです。
全体の白髪染めとリタッチをうまく併用することで、髪や頭皮へのダメージを抑えることができます。
白髪染め別の特徴
自宅で白髪を染める場合も、美容院で白髪を染める場合でも必要なのが、白髪を染めてくれる薬剤。
白髪染めと一口で言っても、様々な種類がありますよね。
ダメージを抑えるためにはそれぞれの特徴を覚えて、体質や用途によって使い分けてみてはいかがでしょうか。
白髪染めはやっぱり美容室がいい?
自分でする場合
メリット
- 気になったときに時間を気にせずにできる
- 自宅で行うので手軽
- 安価
デメリット
- ムラができて、きれいに染まらない場合がある
- どんな人でもしっかりと染まるようにできているため薬剤が強く、かぶれる可能性がある
美容院でする場合
メリット
- プロの技術でムラなくきれいに染まる
- 自分では難しいリタッチもしっかりとできる
- カラー剤の種類が豊富
- ダメージへのアフターケアもばっちり
デメリット
- お金がかかる
- 時間がかかる
根本的なケアで白髪染めの頻度を減らせる可能性も
白髪を隠すのに白髪染めを使うのももちろん良いですが、白髪の予防や改善が期待できると言われている栄養素をしっかり摂ることで白髪を根本から改善し、白髪染めの頻度を減らせる可能性もあります。
白髪改善の栄養をしっかり摂って白髪ケアしよう!
では、白髪改善のために摂っておきたい栄養素をチェックしてみましょう。
メラニンの産生を促す栄養素で白髪改善
どんどん白髪が増えていく状況を抑えるためには、メラニンの産生を促す栄養素を摂り、進行を遅らせることが有効です。
メラニンの産生を促す、ヨウ素(ワカメなどの海藻類)、タンパク質(肉・魚・大豆など)、セレニウム(=セレン)(カツオ、からしなど)などを含む食材を積極的に摂取してみましょう。
エイジングケアにも欠かせないヨウ素
メラニン産生を促す物質として「ヨウ素」をご紹介しましたが、このヨウ素は、ホルモン機能も高めてくれる大切なミネラル成分。
昔からワカメは髪に良いと言われていますが、白髪改善だけでなく、髪のエイジングケアにも欠かせない栄養素だと覚えておきましょう。
髪を構成するために必要なタンパク質
また髪を“構成”するためには、タンパク質の摂取が大切。、タンパク質を多く含む食材は、肉や魚や大豆、卵などです。
メラニンの産生を促すのにも必要ですし、髪にはなくてはならない栄養素なのです。
タンパク質を働かせるさまざまな栄養素
髪を構成するために必要なタンパク質ですが、実はタンパク質をただ摂るだけではNG。
タンパク質を働かせるためには、ビタミンB群(卵、レバー、牛乳など)が必要です。さらにタンパク質を結び付きコラーゲンを作るためには、ビタミンC(果物、野菜など)の摂取も大切になってきます。
タンパク質の合成を促すためには、ヨウ素(ワカメなどの海藻類)も必要…と髪に必要な成分がたくさんあるのです。
特にビタミン類はバランス良く摂取することで働くので、単体で摂取しても意味がないこともあるようです。
食事から摂りづらい栄養はサプリメントを活用しよう
上記のような白髪改善におすすめの栄養素を食事だけでしっかり摂ろうとすると、大量に食べないといけない場合もあります。
これらの栄養素を含む食材を用意するのも大変ですし、苦手な食材があると、毎日食べるのは難しいですよね。
そんな方は、白髪の予防・改善にサプリメントを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最近、話題になっているのが「ブラックサプリEX」。医師監修の点でも注目を浴びているサプリメントで、多くの有名雑誌やテレビでも特集されています。
白髪ケアに必要な栄養素として前述した、ビタミンB群(パントテン酸)、ビタミンCに加え、ビオチンや亜鉛、黒ゴマセサミなど必要な栄養素がギュっと濃縮されています。
しかも1日、3粒摂るだけでOK。忙しい方にぜひ試して欲しいサプリメントです。
白髪染めが与えるダメージは、髪の毛を染める頻度や自分にあった薬剤を使うことで軽減することができます。
根本的な解決を目指す方は、白髪に効果のある食材やサプリメントで改善を図ってみてはいかがでしょうか。